もう休刊となってから、何ヶ月もたっているミスターバイク。
書くタイミングを失っていた。
あれは、今から1980年代だろうか、
ミスターバイクはともかく多くの人が読み、
バイクそのものだけでなく、バイク文化をつたえるような、
読み応えのある、面白い雑誌だった。
忘れっぽい僕ですら、当時の企画をいくつも覚えているくらいだから。
おそらく、40代以上のバイク好きの世代には、強く思い出にのこるバイク雑誌で
それはバイクだけというより、当時の自分の生活を連動して思い出させるくらいの
影響のある雑誌だったはずだ。
でも、僕も含め、ほとんどの人がいつの間にか、ミスターバイクを読まなくなっていた。
特に、この直近の2年くらいだろうか、雑誌がワイド版で、薄っぺらくなって、
値段があがって、中身が少なくなってからは、とても買う気になれなくなってきた。
ミスターバイクの休刊は、寂しく、郷愁をさそい、昔を思い出させるものだったけど、
実はミスターバイクは長い長い時間をかけて、少しずつ死んでいったのだ。
僕はそう感じていたから、昨年末に、佐藤信哉さんに20年ぶりに再会できて、
昔と変わらない空気で話をしてくれたことが、特別にたまらなく嬉しかったんだとわかる。
佐藤信哉さんは、自分を全然飾ることもなく、そして、おそらく、自分でも自分を
すこしもカリスマとは思っていないだろう。
ただ、一時期、有名になりすぎて、かってにそう祭り上げられてしまっただけで、
僕には、バイクがトコトン好きで、バイク乗りが好きで、筋の通せる男でありたいという
ただ、それに対する思いが、もの凄く純粋で強い人で、
そこが、かなり魅力的なのだけど、本人は当たり前の普通で自分のやりたいことをやっている
としか思ってないようにみえました。
そして、おそらく あの思いっきり楽しかったころのミスターバイクで語られていたような
ことのいくつかは、今はブログや、SNSで書かれているのかもしれません。
昔のミスターバイクは大人数が仲間意識をもって読める、なんとも面白い、共感できる、楽しい雑誌でした。



最近のコメント