大学生時代に、大学にバイクで通学している友人が二人いて、
大学構内の駐車場でちょっとだけ乗らせてもらった。

一人はスズキRG50E(だったと思う)で 何しろ初めてなので、
クラッチをつなぐときにアイドリングから回転をうまくあげられずにつないでしまい、
何回かエンストをしたあと漸くスルスルとノロノロと走りだした。

その瞬間の衝撃的な喜びを23年(くらいだったかな)たった今でもよく覚えている。
自分以外の力で動いてくれる自転車を手にいれたとでもいうのだろうか。

もう一人の友人はこれまたスズキの50ccのハスラーにのっていた(型式は知らん)。
彼が言うにはこのバイクはパワーがないからどうやってもウィリー(前輪上げた片輪走行ですね)
できないとのことなのだった。

「じゃあ俺が試していい?」
「ああ絶対できないから試していいよ」

早速試させてもらった。エンジンをレッドゾーンギリギリまで回して、いきなりクラッチをつないだ。

突然僕の視界には、青空がのどかに広がっていた。僕は怪我しなかったが、
ハスラーは故障してしまった。

瞬間的にバイクと一緒に後ろ半回転をしてしまったらしい。

自分 「あのー、ウィリーするんじゃないか?」

友人 「...。 修理代払えよ」

自分 「わかった。ごめんな」

そんなところから自分のバイク経験は始まった。
こんなに良く覚えているのは、それだけ面白い出来事だったからだ。

あのふるえるような感じを昨日のこととように思い出せるのだから。

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